パッチテストの重要性について

面倒でもパッチテストは毎回行おう

ヘアカラーなどの説明書を見ると、まず一番最初に「パッチテストを行ってください」と書いてあります。

ですが、一度ヘアカラーをして特に頭皮トラブルがなかった場合、二回目以降はパッチテストを行わないという方も多いのではないでしょうか。

パッチテストは時間がかかりますし、薬剤を塗った部分は濡らしたりこすったりできないので不便なので、ついつい省きたくなります。

ただ、薬剤のアレルギー反応は一度出なかったから大丈夫ということはないので注意してください。

アレルギー症状を起こすアレルゲンと言えば、卵や小麦粉がよく知られています。

確かに卵アレルギーなどは発症しなければ、ほとんどの場合ずっと発症することはありません。

ですが、ヘアカラーに使われるジアミン系化合物というのは非常に強い毒性を持っていますし、使う度に体内に蓄積していきます。

そのため最初は微量でアレルギー反応が出なかったとしても、ジアミンがどんどん蓄積することでアレルギー症状が起こることがあります。

また、人間の体質というのは常に同じとは限りません。

食べ物や生活習慣などによって変わるので、もしヘアカラーを使う時に免疫力や抵抗力が低下していたら、例え有毒物質が蓄積していなくてもアレルギー反応が出る可能性があるのです。

アレルギー症状が出たら皮膚科での治療が必要になるかもしれないので、パッチテストよりも面倒なことになります。

いずれにしても、今まで特に問題なく使えたヘアカラーであってもトラブルが起こるリスクがあるのでパッチテストは毎回行いましょう。

ヘアカラーで起こりうるアレルギーのリスク

今までヘアカラーを使ってもトラブルがなかったという方にとっては、アレルゲンとなるジアミン系化合物の怖さが分からないでしょう。

かぶれたり炎症を起こしたりするぐらいのイメージだと、アレルギーが起こってもたいして問題ないと思う方もいるかもしれません。

ですがどの程度の症状が出るかは分かりませんし、ジアミン系化合物のアレルギー症状は重篤なものも報告されています。

そしてアレルギーはいつ発症するかも分からないので、そのリスクをしっかり認識しておきましょう。

ヘアカラーによる皮膚障害の事例は、年間約200件ほどが消費者庁に報告されています。

しかし、これはあくまでも報告された事例であって、潜在患者数を合わせると1,000件以上あると言われています。

こういった事実に基づき、平成27年からは消費者安全調査委員会もヘアカラーによる皮膚障害の調査に動き出しています。

それでも、まだヘアカラーで起こりうるアレルギーの怖さというのは消費者まで伝わっていないのが実情です。

ヘアカラーに使われるジアミン系化合物は毒性がとても強いので、使用したときは何のトラブルもなくても、何回も繰り返し使うことで、アレルギー性接触皮膚炎や刺激性接触皮膚炎などが発症することがあります。

アレルギー性接触皮膚炎の症状は、軽度であればかぶれや炎症ぐらいですが、ひどくなると顔や耳の周りが赤く腫れ上がったり、浸出液がにじみ出たりします。

刺激性接触皮膚炎は、かゆみや水泡、重度になると湿潤局面が顔や体に広がって腫れていきます。

ヘアカラーにはこういったアレルギーのリスクがあるので、安易な使用は控えましょう。

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