髪の構造とヘアサイクルを詳しく知ろう

髪の色はメラニン色素の種類と量で決まる

茶色がかっていたり、漆黒のように真っ黒だったり、透けるような金髪など髪の毛の色は人によって違います。

一昔前は、一部の人しかカラーリングをしませんでしたが、今はメイクと同じように髪を染めるのもファッションの一つです。

人によって好みは違いますが、真っ黒より少し茶色い方が軽く見えますし、若い人であれば金髪に憧れることもあるでしょう。

ファッションにも個性にも重要な髪の色というのは、メラニン色素の種類とその量で決まります。

メラニン色素と言えば、しみやくすみの原因となる色素として知られていますが、髪の毛はこのメラニン色素の種類や量で色づけされています。

メラニン色素は茶色から黒の発色をするユーメラニンと、黄色や赤の色になるフェオメラニンの2種類があります。

この2種類のメラニン色素のどちらの量が多いかで髪の色が決まるのです。

日本人を始めとする東洋人はユーメラニンの量が多く、欧米人は量が少ないので黒髪の人は少ないのですね。

また、人によっては赤毛と呼ばれる髪色がありますが、これは遺伝的にフェオメラニンの量が多く作られているからです。

こう聞くと、髪の色はメラニン色素の量でコントロールできそうに思えるかもしれません。

確かに、キューティクルを開いてメラニン色素を流出させれば明るくすることはできます。

ですがただ明るくなるだけで、希望の色に染めるのはメラニン色素の量を減らすだけでは無理です。

ちなみに白髪というのはメラニン色素がまったく入っていない状態なので、種類も量も関係ありません。

髪の成長とヘアサイクルについて

ヘアサイクルは毛周期とも呼ばれるもので、成長期、退行期、休止期という3つのサイクルで構成されています。

髪の毛が伸び続け、成長が止まって伸びなくなり、やがて自然に抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルといいます。

髪の毛は、頭皮から伸びている毛幹と、髪を頭皮につなぎとめている毛根から成り立っています。

一般的に髪と言われるのは毛幹ですが、髪が成長するのは毛幹ではなく頭皮の中にある毛根の先端にある毛球という部分です。

毛球には毛乳頭という組織があり、毛乳頭が栄養を取り込んで毛母細胞に髪の成長を促すための指令を出します。

指令を受けた毛母細胞は細胞分裂を始めますが、この分裂によって毛幹が作られて毛根から押し上げられることで髪が伸びていきます。

この毛母細胞の分裂が続く期間が成長期で、この間は髪はずっと成長を続けます。

髪の成長速度は、健康な状態の人で1日に約0.5mm程度、1ヶ月では1cmぐらい、1年で約15cmとなります。

このように髪が伸び続ける成長期は約3年から5年続き、退行期は大体2週間程度、そして数ヶ月の休止期を終えると、また再度成長期に入ります。

ヘアサイクルというのはトータルすると4年から6年ほどありますが、髪の毛1本1本で異なるので、一度に大量の髪の毛が抜けることはありません。

髪の毛は平均10万本ほどあるので、退行期で自然に抜け落ちる髪の毛は1日に100本ほどになります。

これだけたくさんの髪が抜け落ちても、ヘアサイクルさえ乱れていなければ薄毛などのトラブルではないので、髪はきちんと成長していきます。

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